エナメル質を残すと歯の寿命が延びる!
歯の構造である【エナメル質】をご存知でしょうか?
今回はエナメル質についてお話ししたいと思います。
歯の頭の部分(歯冠)は、エナメル質、象牙質、象牙質の中に神経(歯髄)の構造になっています。
歯の外側にはエナメル質があり、体で一番硬い部分になります。歯の『鎧』になります。エナメル質には細菌やウイルス、食品中の有害な物質など歯の内部に侵入するのを防ぐ働きがあります。侵入を防ぐことで、歯の中の神経や血管に害を及ぼすむし歯や感染症を予防します。
エナメル質がなくなると歯の中の象牙質が露出します。象牙質はエナメル質と比べてむし歯になりやすく、トラブルが起きるリスクが極端に高くなります。さらにむし歯が進行すると歯髄に感染が起きます。
一般的に、むし歯は歯の表面から進行するものですが、十分にエナメル質が残っている状態であれば、簡単には内部までむし歯の原因菌が入り込みません。
しかし、すでに多くのエナメル質を失っている場合、短期間で歯の内部までむし歯菌が侵入するため、むし歯のリスクが上昇します。
そのためエナメル質を保存することは歯の寿命を延ばすことにつながります。
【エナメル質を残すためにおすすめすること】
〈予防歯科・定期検診〉
1番よい治療方法は「健康な歯を維持すること」です。むし歯にならないようにすることはもちろん小さいうちに治療をすることによりエナメル質を保存することができます。そのために歯科医院での予防歯科や定期検診を受けていただき、予防や早期発見・早期治療が重要になります。
〈 エナメル質をなるべく残す治療方法を選ぶ〉
詰め物の再治療を繰り返すとご自身の歯が少なくなり、エナメル質がなくなります。特に歯と歯肉の境目は歯ブラシが難しく、むし歯の進行が起こりやすい部分になります。進行してしまったむし歯を治療する際にエナメル質を温存する治療方法を選択いただくと歯の寿命を延ばすことができます。
化学的に詰め物と歯を一体化させる【接着】を用いることで歯質を温存することができます。
当院では、歯と詰め物を化学的に一体化させる【接着】を用いたダイレクトボンディングやセラミックなどなるべくご自身の歯を残すための治療方法を取り入れています。https://www.yagawa-do.com/treatment/esthetic/
*セラミックオーバーレイを用いた治療
本来であれば歯と歯茎の境目まで被せ物にしなければいけない状態ですがセラミックをレジンにより化学的に接着することにより多くのエナメル質を保存することができます。
エナメル質を残すことで再治療のリスクを減らし、大切なご自身の歯を長く使っていただくことができます。
エナメル質を残す治療方法にご興味のある方、歯の悩みがある方はお気軽に当院にご相談ください。
今回は以上になります。最後までお読みいただきありがとうございます。
東京都日野市豊田の歯医者・歯科
豊田駅やがわデンタルオフィス
東京都日野市多摩平1−3−15谷井トヨダビル2階
T E L:042−843−1841