当院の審美治療の特徴

クラウンブリッジ科 (被せ物専門の科)出身Dr.が在籍
当院長は大学病院でクラウンブリッジ科(被せ物専門の科)に在籍し、セラミックスに関して研究を行っておりました。セラミックスを用いて審美と機能が両立した治療を目指しており、「どれが治した歯かわからない」を目標に治療に臨んでいます。
熟練技工士による補綴物の製作
それぞれの材料の特性を熟知した技工士に製作を依頼します。写真や歯型をもとに色や形を正確に再現し、精度の高い補綴物を装着することにより高い審美性だけではなく再治療のリスクを減らすことができます。
審美治療について
審美治療とは
歯や歯茎をより美しく健康的に整えるための治療であり、一般的な治療に加え美しさを追求した治療方法です。審美治療というと、見た目が美しい「白い歯」というイメージをお持ちでしょうか。
実は審美治療は見た目だけでなく、虫歯の再発率が低いというメリットもあります。虫歯の再治療を繰り返すごとに歯の削る量も増えていきます。当院では、虫歯の再発が少ない補綴物をご提案いたします。
審美治療をおすすめする方
- 天然歯のような歯にしたい
- 銀歯をなくしたい
- 歯の形や色が気になる
- 被せ物の根元が黒い
患者さまのご要望を伺いながら、適切な治療方法をご提案いたしますので、お気軽にご相談ください。
被せ物の種類
セラミックインレー・アンレー
虫歯で歯質が失われた部分を修復する治療です。ご自身の歯が多く残っている場合に、適応となる詰め物になります。
装着時は、歯に接着性のあるセメントを用いることで隙間がほとんどできず、高い耐久性を発揮することができます。
メリット
- 天然歯のような自然な白さと透明感
- 金属アレルギーの心配がない
- 着色や変色に強い
- 精密に作製されるためフィット感が良好
デメリット
- 製作に時間がかかる(即日ではない)
- 保険適用外(自由診療)のため費用が高い
治療期間・回数 | 期間:約2〜3週間/回数:2〜3回程度 |
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セラミックオーバーレイ
虫歯で歯質が失われた部分を修復する治療になります。噛む面の残っている歯の厚みが薄く、インレーやアンレーが適応にならない症例に行います。
一般的な被せ物(クラウン)より歯を削る量を最小限にできる方法です。装着時は歯に接着性のあるセメントを用いることで隙間がほとんどできず、高い耐久性を発揮することができます。
メリット
- 歯の広範囲を保護しながら審美性も高い
- 金属を使わないため自然な見た目
- インレーよりも適合精度が高いケースあり
デメリット
- 製作に時間がかかる(即日ではない)
- 保険適用外(自由診療)のため費用が高い
治療期間・回数 | 期間:約2〜3週間/回数:2〜3回程度 |
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クラウン
虫歯によって歯質を多く失ってしまった場合、
元の歯の状態を復元するために行う処置が、クラウン(被せ物)です。
根管治療後の残っている歯質の量が少ない場合は、破折のリスクを考慮し、クラウンにて修復することが多くなります。
メリット
- 歯全体を覆うので強度・耐久性に優れている
- 色調・形態を細かく調整できる(前歯も奥歯も対応可能)
- 透明感が高く自然な仕上がり
デメリット
- 製作に時間がかかる(即日ではない)
- 保険適用外(自由診療)のため費用が高い
治療期間・回数 | 期間:約2〜3週間/回数:2〜3回程度 |
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ラミネートベニア
ラミネートべニアは、前歯の見た目を美しくする治療方法のひとつです。薄いセラミックスをつけ爪のように接着性のあるセメントで歯に貼り付けます。形や色の改善をご希望される方におすすめです。
※ラミネートべニアは元々の詰め物が広範囲である場合や奥歯などには適用できません。
メリット
- 歯を削る量が少なく、見た目が自然
- ホワイトニングでは効果が出にくい変色にも対応
- すき間や軽度の歯並び不正も修正できる
デメリット
- 適用状態・範囲が限られる
- 強い衝撃で割れる・剥がれる可能性がある
- 歯ぎしりがある方には不向き
治療期間・回数 | 期間:約2〜3週間/回数:2〜3回程度 |
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ダイレクトボンディング治療について
ダイレクトボンディング治療とは
虫歯の範囲が小さい場合、コンポジットレジンを用いて詰め物を行っていきます。ダイレクトボンディングは、詰め物部分をよりご自身の歯に近い色合いや形で修復する方法です。
セラミックによる修復より低侵襲であり歯に優しい、回数が少ないことが特徴です。またラバーダムをすることにより唾液の侵入を防ぎ、詰め物の接着力を高めることができます。ダイレクトボンディングは、広い修復範囲には向かないことがデメリットとして挙げられます。
ダイレクトボンディング治療を おすすめする方
- 変色した詰め物をきれいにしたい
- 歯の形をきれいにしたい
- 白い詰め物にしたい
ダイレクトボンディング治療の症例


年齢・性別 | 50代 女性 |
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主訴 | 前歯の詰め物の色が合っていない |
治療内容 | ホワイトニング後にラバーダム防湿下でダイレクトボンディングにて詰め物を行いました。 |
治療費 | ホームホワイトニング:16,500円×2(両顎) ウォーキングブリーチ:11,000円(左上2) ダイレクトボンディング:66,000円 |
治療期間・回数 | 期間:2ヶ月/回数:3回(事前の診査を含む) |
リスク・副作用 | ・ホワイトニングにより知覚過敏の症状が出ることがあります。また後戻りがする場合もあります。 ・経年的にダイレクトボンディング部に研磨が必要になる場合があります。 |
※料金はすべて税込の表記となります
保険と自費の違い

大切なご自身の歯を 永く守るために
詰め物や被せ物が再び虫歯になってしまう理由の一つに精度の問題があります。歯と詰め物・被せ物の境目がピッタリ合っていれば汚れは付きにくく、2次的な再治療のリスクを減らすことができます。そのためには、精度の高い良質な材料(型取りの材料、セメント、被せ物の材質)を使用し、適合の優れた詰め物・被せ物を製作することが必要になります。
保険制度は、国民全員に平等な医療を提供できるようにつくられた制度です。素晴らしい制度ですが、そこには材料や治療方法に制限がございます。そのため、その歯にとって適切な治療方法を行いたい場合でも保険診療では制度上の問題で行えない場合があり、限界があります。歯は治療を重ねるごとに〈歯の寿命〉が短くなってしまい、歯を失うリスクを高めていきます。
なるべく再治療を行わない治療方法をご選択いただくことが将来的にご自身の歯を守ることにつながります。そのような考えから当院では、患者さまにご納得いただいた上で自費診療を推奨しております。ただ被せ物を白くするだけではなく、ご自身の歯を大切にしていただき、長くご自身の歯でお食事を楽しんでいただきたいとの思いからです。